肘の主な疾患
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の症状・原因
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)は、テニス選手によく見られる病気で、「テニス肘」とも呼ばれます。でボールを打つ際の衝撃が伝わり、炎症と痛みが起こる状態です。年齢とともに肘の腱が傷んでしまうこともあります。
テニス肘の主な症状は、休んでいると痛みはあまり感じませんが、手首を反らせる、指を伸ばす、ドアノブを回すなど手首を使う動作をすると痛みが生じます。に使い続けることで、肘の外側の骨の近くで筋肉と腱がこすれて炎症を起こし、と痛みがあります。
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の治療方法
テニス肘の治療では、まず安静が最も重要です。痛みが起こる動作を考えることが基本です。ない場合には、ステロイド注射も行われることがあります。治療に併せて、エルボーバンドなどの装備を使用することも効果的です。これにより、前腕の筋肉をサポートし、負担を軽減します。
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の予防
前腕伸筋群のストレッチ- ①右肘を伸ばして、左手で右手を持ちます
- ②左手で右手関節を、手のひら側に曲げます
- ③手首を曲げた状態で、指も曲げる
- ※左手はこの逆の手でおこなってください。
※30秒×3セット
- ①右肘を伸ばし手のひらを下にして、ペットボトルなど重りを持ちます。
- ②右手首を反らすように、重りを持ち上げます。
- ③右手首をゆっくりブレーキをかける様に、下げていきます。
- ※左手はこの逆の手でおこなってください。
※10回×3セット(1回5秒以上かけて下げましょう。)
野球肘
野球肘の症状・原因
野球肘は、野球をしているさんが学生肘を痛める障害の一般的です。 野球肘には内側型と外側型の2種類がありますが、少年野球がよく発症するのは内側型の野球肘です。
野球肘の症状は、投球時に違和感や痛みが生じたり、投球の際にしばらくいるような感覚があったり、肘を動かした時に違和感や痛みを感じることがあります。
野球肘の主な原因は、野球の投球動作の繰り返しによって、軟骨の下にある骨にダメージが起こることです。剥離する場合がございます。
野球肘の治療方法
野球肘の治療では、まずは投球を禁止して経過を観察します。軟膏などの外用薬を使います。症状に応じて、温熱療法や電気治療、超音波療法なども行い、肘のストレッチ、筋力トレーニング、可動域訓練などのリハビリテーションを行っていきます。
野球肘の予防
野球肘の予防にはストレッチやトレーニングが重要です。痛みを我慢してプレーを続けると、より深刻な障害を大切にし、選手生命にも大きな影響を考慮します。が出る前に予防策が重要です。
野球肘のストレッチ- ①伸びる側の腕を真っ直ぐ前に上げます。
- ②手のひらを上に向けます。
- ③指先を下に引っ張りながら、30秒間保持します。
- ①イスに座った状態で、ダンベルや水を入れたペットボトルなどを持ちます。
- ②手首から先を膝から出します。
- ③手のひらを上にした状態で、手首の曲げ伸ばしを10~20回程度繰り返します。
- ※重さは500~1kg程度の適度な負荷で行いましょう。