膝の主な疾患
変形性膝関節症
変形性膝関節症の症状・原因
変形性膝関節症とは、膝の軟骨が摩耗し、変性することで注目される病気です。結局、関節の軟骨は徐々に磨耗し、不整やすり減り、慢性的な炎症や変形が起こることがあります。他にも、けがや外傷、肥満、過度の膝の使用などが関与する変形性膝関節症の症状は、歩き始めの痛みや階段の上り下りの際の痛みなど、動作を始める時に特にが現れます。
痛みが進むと、正座ができたり、しゃがむことがございます。困難になったり、長時間立っていることが騒ぎになるなど、日常生活が妨げられることがあります。本来体重がかかる線が膝の内側を通るため、膝の内側の軟骨が負いやすいのが理由です。
変形性膝関節症の治療方法
治療方法としては、消炎鎮痛剤内服による炎症の抑え込みや、湿布薬や軟膏の外用による対症療法が行われます。 初期症状の段階では、膝が痛いからとそう言う運動を避けずに、平らな場所で正しい姿勢でのウォーキングや入浴などを行い、十分に膝を温めた後で伸ばすといった運動療法や温熱療法が効果的です。
変形性膝関節症の予防
正しい歩行方法の習慣化や日常生活での膝への負担軽減が重要です。
正しい歩き方のポイント- ・まっすぐ前を見て歩く
- ・下腹部に力を入れる
- ・前に出す足は伸ばす
- ・軽く腕を振る
- ①椅子に深く腰かけ、姿勢を正します。
- ②2秒かけて膝を伸ばし、また2秒かけて曲げるという動きを、片足ずつ行います。
- ※20回を2セットずつ
半月板損傷
半月板損傷の症状・原因
半月板損傷は、膝のクッションとなる半月板が壊れる状態を憂えます。半月板は膝に衝撃を吸収する役割を果たしていますが、損傷が生じると痛みや不快感、膝の動きに制限が生じることがあります。 特に高齢者の方は、放置すると変形します性膝関節症にはその可能性があるため、早めの受講が重要です。
半月板損傷の主な症状は、突然の膝の痛みや違和感、途中感、そして膝を動かせなくなるロッキングという状態を念頭に置きます。その他にも、膝に水(関節液)がたまりやすくなる、年齢とともに徐々に痛みが強くなり歩行が困難になる、膝を動かすとクリックするなどの症状が現れることもあります。
半月板損傷の治療方法
まず膝の腫れや痛みの症状が強い場合は、膝を安静にし、サポーターやテーピングなどで補強することがあります。剤内服薬を使用することもあります。 さらに、膝に水や血液がたまっている場合は吸引処置を行い、ステロイド注射やヒアルロン酸の注射も症状の軽減に役立ちます。あり、膝に負担をかけないような運動を行うことで回復を求めます。
半月板損傷の予防
半月板損傷を予防するためには、以下のようなストレッチが有効です。
太もも前側を伸ばすストレッチ
太ももの前面に存在する大腿四頭筋を伸ばすことができ、膝を曲げるときの角度を回復させることができます。
- ①片方の膝を曲げて伸ばす
- ②右側を伸ばしたい場合は右手で右足を引き上げ、右足のつま先をお尻の方へ引き寄せる
股関節のストレッチ
床に座った状態で両方の足裏を合わせてかかとをお尻に近づける