足の主な疾患

足関節捻挫

足関節(足首)捻挫の症状・原因

足関節(足首)捻挫は、普段の生活やスポーツ中に足首を捻ることで起こります。この捻挫では、関節周辺の組織や靭帯が引き伸ばされたり破れたりすることがあります。

症状としては、痛みや腫れ、そして患部の熱感がみられます。足首捻挫の多くは、足首を内側に捻った結果、足首の外側の靭帯が痛んで腫れが現れることがよくあります。

足関節(足首)捻挫の主な原因は、靭帯が引き伸ばされたり傷ついたりして内出血が起こり、それによって腫れが生じることです。例えば、バスケットボールやバレーボールでのジャンプ着地時に誤って他の人の足に乗ってしまったり、サッカーやラグビーでグラウンドのくぼみや芝生に足を取られて足首を捻ることがあります。

足関節捻挫の治療方法

足関節捻挫の場合、速やかに「RICE処置」と呼ばれる応急処置を行い、症状の回復を促します。

  • ・安静(患部を固定する)
  • ・冷却(氷を使って冷やす)
  • ・圧迫(包帯などで腫れた部分を圧迫する)
  • ・挙上(足を心臓より高く上げる)

足関節捻挫の予防

以下の予防方法を取り入れることで、足関節捻挫のリスクを減らすことができます。

足首回し
  • ①椅子に座るか床に座った状態で、足首を回す方の足をもう片方の足の上に乗せる。
  • ②足首をゆっくりと右回り・左回りに回す。
  • ③足を組み替えて、左右とも同じく回します。
  • ※右回り・左回りを10回ずつ行いましょう。
ふくらはぎ伸ばし
  • ①床に正座します。
  • ②両手を床について、四つん這いの姿勢になります。
  • ③膝を浮かせて、手と足の4点で身体を支えます。
  • ④ゆっくりと膝を伸ばし、腰を曲げて「く」の字の形になるように20秒間キープします。その後元の姿勢に戻ります。
  • ※この動作を2〜3回繰り返しましょう。

足底腱膜炎

足底腱膜炎の症状・原因

足底腱膜炎とは、足のアーチを支える足裏のかかとから指の付け根の上に伸びる腱(すじ)の膜が炎症を起こしている状態です。症状は、かかと中央の痛みや歩き始めの痛み、かかとの体重にかかったときの痛みなどで、朝起きたときに激しい痛みを感じることもあります。

足底腱膜炎の主な原因は、スポーツや日常生活で足に繰り返し負担をかけることです。スポーツだけでなく、加齢や疲労、肥満、長時間の歩行や立ち仕事、ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性の低下も原因となることがあります。

足底腱膜炎の治療方法

炎症を抑えるために消炎鎮痛剤の摂取や湿布・軟膏の使用が行われます。痛みが強い場合にはステロイド注射も行われることがあります。 足底腱膜への負担を軽減するため、筋力強化や適切な身体の動かし方を学ぶためのリハビリテーションも重要です。日常生活では、安静に過ごし、負担のかかる動作を控えるようにしましょう。

足底腱膜炎の予防方法

足底腱膜炎を予防するためには、以下の方法が有効です。

足底腱膜コロコロ
  • ①ボールテニスやゴルフボールを用意します。
  • ②足の下にボールを置きます。
  • ③ボールを転がして足底腱膜をほぐします。

これらのストレッチやマッサージは、毎日の入浴後など習慣化することが大切です。

診療科目

・整形外科
・リハビリテーション科
・漢方治療

住  所

〒834-0064 福岡県八女市蒲原991-1

電  話

0943-24-8366

診療時間

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※午前中は8時50分、午後は13時55分より受付いたします。
学会等の都合により、診療医師や時間が変更になる場合があります。

診療スケジュール